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所得税

2016.03.28

医療費控除

■医療費控除とは?

自分自身や家族のために医療費を支払った場合には、所得税の所得控除を受けることができます。
つまり、医療費控除は、納付する所得税が少なくなったり、源泉徴収された所得税が戻ってきたりなど、節税効果のある制度です。
納税者の医療費の負担を軽減することが目的です。



■医療費控除の対象となる金額

次の算式で計算した金額です。

  A-B-C=医療費控除の額(200万円が上限)

A:その年に実際に支払った医療費の合計額(未払いのものはダメです)
B:入院給付金などの保険金や高額療養費など
C:「10万円」と「総所得金額等×5%」のいずれか小さい方



■手続き

まず、医療費の領収書が必要です。
これを、医療費控除に関する事項を記載した確定申告書に添付し、税務署へ提出します。

どんなに高額の医療費を支払っていても、領収書がなければ一切節税はできません。
これは、非常にもったいないことです。
   ・医療費専用の箱や袋を作っておく
   ・医療費控除の対象となるかどうかが分からない場合には、その領収書も捨てないで取っておく
などの準備をしておきましょう。



■医療費控除の対象になるもの、ならないもの

1.病院などにおける治療のための費用
    健康保険の対象となる診療費、治療費・・・○
    人間ドックや健康診断の費用・・・×
    医師に対する謝礼金・・・×

2.医薬品などの購入費用
    医師から処方を受けた医薬品・・・○
    薬局で購入した市販の風邪薬・・・○
    健康維持のためのサプリメントや栄養剤・・・×

3.あん摩マッサージ・はり・きゅうなどの費用
    治療のためのもの・・・○
    疲れを癒したり、体調を整えるためのもの・・・×

4.通院のための交通費
    電車代、バス代・・・○
    タクシー代・・・△(タクシーでないと通院できない場合は○)
    ガソリン代・・・×
    駐車場代・・・×

5.入院費用
    部屋代、病院から支給される食事の費用・・・○
    個室などの差額ベット料金・・・△(個室が治療のために必要な場合は○)
    寝巻きや洗面具などの身の回り品・・・×
    親族などに対する付添料などの支払い・・・×
    外食や出前などの食事の費用・・・×    

6.医療器具の購入代やリース料
    治療のためのコルセット・・・○
    人工透析器・・・○
    眼鏡・・・△(白内障など治療に必要なものは○)
    車いす、松葉杖・・・△(通院に必要な場合は○)
    血圧計・・・×
    マッサージ器・・・×        

7.歯の治療費用
    入れ歯、差し歯・・・○
    金やポーセレンの治療材料・・・○
    インプラント・・・○
    子供の成長を阻害しないための歯列矯正・・・○
    美容のための歯列矯正・・・×
    歯を白くするためのホワイトニング・・・×

       ※一般的には使用されない特殊な材料を使用した治療は「対象外」です。


8.年をまたいで支払う治療費
    クレジットカードで支払った場合・・・病院などの窓口で精算した時に全額○
    平成×1年12月の入院費用を×2年1月に支払った場合・・・平成×2年に全額○


医療費控除の対象となるかどうかの判断は、「治療に必要な費用か否か」が基本的な考え方です。
判断がつかない場合には、当事務所へお気軽にご相談下さい。

税理士 松谷次郎 事務所
03-3723-2621
目黒区八雲3-29-20アルス八雲111号

相談無料

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